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今回は、あるYoutuberさんが、

「今、一気に30玉入れて、秒で100pips獲得しました!」

的なことを言っていたのですが、少し気になったことがあったので、自分なりに「獲得pips数」、「利益額」、「利回り率」の3つの違いを考えてみました。

結論:「獲得pips数」と「獲得利益」はトレードスキルとの相関性は薄い

結論から先に書きました(笑)

ただ、簡単に言うとそういうことです。

・「獲得pips数」のレトリック
1: そもそも1玉のロットが固定じゃない人もいるため同指標で比較できない。
2: 例えば「1玉が資金の1/100」の人と「1玉が資金の1/1」の人で1pips当たりの利回り効率が違う。
※当然獲得pips数が多い方が、少ない人よりも相対的に優秀なことは事実ですが、冒頭で説明した例のような方の100pipsは、1玉資金の1/1でやっている人基準で言うと、約3pips獲得と同等ということですね。


・「利益額」のレトリック
3: 資金100億円ある人が1億円の利益を出すこと(1%)と資金1億円で1億円の利益を出すこと(100%)で同じ利益額でも難易度に100倍の差があります。


この「利益額基準」で考えるのが1番危ないですよね(笑)

資金運用の話でよく言われますが、「銀行に預けておくぐらいなら(ry」みたいな話がありますが、典型的なよくない基準です。

結局、他の人と同一基準で考えるなら「年利回り」しかない?

私の暫定的な結論としては、「年利回り」かなと思っています。

ただこれも一律基準で比較することはできず、

・1億円の年利10%
・100億円の年利10%

は難易度が違います。
特に株トレーダーだと、金額が増えると制限がつくため難易度が上がりますので、その点は完全な同一基準というのは難しと思います。

また期間も基本的には1年単位がいいと思います。

例えば、投資を始めたときは、100万円だけど、10年で1億円にした。と言っても、トレンド推移がわからないと「最近のトレードスキル」がわからないと思います。

※極端な話、「100万円 → 1億円 → 今は1,000万円」という方も「10年で1億円にした」と言えますので。

その為、株式などのファンダメンタル分析のように「年次(理想は月次)での投資成績推移」が大事であり、投資家・トレーダーとして企業や通貨ペアを分析はあんなに超・超・超細かく分析できるのに、いざ他の投資家・トレーダーを評価するときは、完全に盲信してしまう陥ってしまう傾向にあるなと思いました。

投資実績で評価するのでなく、トレードスキルという本質で評価

色々書きましたが、投資成績を開示する義務も必要もありませんので、誰であっても「ふわっとした印象」でしか他人を評価できません。

その為、チャートを見るときの「あの鋭い眼差し」で、そして「あの感情に流されない鉄の心」で評価するのが1番かなと思います(笑)

ただ、Youtubeなどを見ていると「マインド面」がすごい人はたくさんいます。
その為、「マインド面の本質的評価」と「トレードの本質的評価」は分けて考えると、いいとこどりが出来ると思います。

マインド面は主に、「話聞いているとやる気が出てくる!」という感じで、「心の支え」とはまた違うので念のため(笑)
投資家・トレーダーとして心の支えを他人に依存しない。というのは最低限のメンタルかなと思います!

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